スイーツブームで考える「見た目」と「味」

味か、見た目か

一目見るなり興味と食欲をそそられてしまうような、かわいい、美しい見た目であるものの、味は普通のスイーツと、
反対にシンプルで地味な見た目だけど味はとびきりおいしいスイーツ、どちらかひとつしか食べられないとしたら、あなたはどちらを選びますか?

そんな質問を向けられたら、思わず悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
そもそも食品なのですから、第一に評価すべきはもちろん「味」ですが、今時の人々から愛されるスイーツとは、「おいしさ」と「かわいさ(美しさ)」の両方を兼ね備えているものだからです。

愛されるスイーツ

最近はカップケーキやパンケーキ、パフェなどの見た目がかわいいスイーツが人気ですが、ただ見た目がかわいいだけで人気になることはありません。

どれだけかわいらしい見た目でも、食べた人を満足させられるレベルの味でなければ話題にすらならないでしょう。
食べ物の中でも、スイーツに関しては味と見た目を重視するという人が多いのは、ある意味その二つのポイントが揃ってこそ「スイーツ」だと考える人が多いからなのではないでしょうか。

ブームにあやかって単に見た目がかわいいだけの安物スイーツばかりを提供しているところは、そう遠くない将来、淘汰されてしまうでしょう。
スイーツを愛する人たちにとって、ただ見た目だけのまずいものが消えるのは、かわいそうでも、残念な結果でもありません。

安いものは安いもので需要がないわけではありませんが、本当に質の良いものと比べれば衰退するのは当然です。

見た目で損をしている?

それとは逆に「おいしくても、見た目で損をしている」ものもあるでしょう。

長く存在するスイーツの中には、現在のように調理器具や製造環境が整っていなかったことから、形が均一でない、見た目が地味なものも少なくありません。
しかし、長く愛されてきただけのことはあって、味は保証されています。

「もう少し見た目を整えればもっと愛されるスイーツになるのに…」と思う人もいるかもしれませんが、「かわいいだけのもの」と違って、「おいしいのに見た目で損をしているもの」は、それが理由でファンが離れていくということはないのです。
もちろん、味も見た目も両方揃っているに越したことはありませんが、極上のおいしさには、少々控えめな見た目すらカバーできる力があるのです。

見た目の地味な食べ物は、実際口にするまでは「かわいく(美しく)ない」というマイナスの評価をされがちですが、一度口にすれば、ささいな見た目の問題などは払拭されてしまうでしょう。