スイーツブームで考える「見た目」と「味」

欲張ることは愛すること

見た目と味

最近人気のスイーツといえば、「おいしい」だけじゃなく、「かわいい」も兼ね揃えているものです。
そうでなければ良いスイーツとは認めない、なんて意見もあるのではないでしょうか。

アレもコレもと求めることは「欲張り」と認識されることもありますが、今話題のスイーツに関しては「かわいい」と「おいしい」を兼ね備えていて当然という風潮が感じられます。
まずおいしいというのは食べ物に求める評価として自然なことですが、そこで見た目の良さを追求したいと思うことは、決して欲張りなことではありません。

むしろ、スイーツを愛しているのであれば欲張って当然なのです。

見映えが良いからこそ

今時はインスタ映えを重視し、ただ見栄えの良いスイーツを売りにして味が二の次になってしまっているなんてことも珍しくありません。
しかし、スイーツを「金のなる木」としか思っていないような扱いは、真にスイーツを愛する人たちからすればすぐにバレてしまい、淘汰されるでしょう。

人々に愛されるスイーツは、見栄えとおいしさが両立しているからこそ支持されているのです。

プロの工夫

おいしいスイーツの完成を目指す作り手たちは、味はもちろん、スイーツを愛する人たちの目にとまるように、かわいく、そして美しい見た目も重要視するものです。

一見トッピングが添えてあるだけのように見えるパンケーキも、彩りやバランスなど、食べる人の視覚と食欲に訴える見せ方を考えて作られているものです。
焼きたてのふわふわと膨らんだ柔らかさと、目にも鮮やかな旬のフルーツやコンフィチュール、たっぷりのホイップクリームも、ただ味付けに添えられているのではなく、おいしいものがよりおいしそうに見えるように、そして、見た人を喜ばせるように一番美しいバランスを心がけているのです。

もし、焼きたてのパンケーキの横に、スプーンなどで適当にすくわれたホイップがべったりと塗りつけられ、白い皿の端で雑に拭うようにして添えられていたら、その見た目のだらしなさを目にした時は、どれだけパンケーキがおいしくてもガッカリしてしまうのではないでしょうか。

「おいしい」ことに加えて、「かわいい」や「美しい」といった付加価値をスイーツに求めることは間違いではありません。
より良いものを求めるのは、スイーツを愛している人なら自然な欲望なのです。
その欲望を満たすためには、まず、自らの舌と目で、目の前のスイーツにその価値があるかどうかを確かめることが大切です。

ぜひ、これからも愛するスイーツの食べ歩きに励みましょう。